NGEC_v6とNGEC_v7の違いおよび制限事項について
NGEC_v6とNGEC_v7で大きく変わる点は以下です。

・仮想マシンが稼働する仮想環境(vCenter)が変更になります。

・ネットワークがNSX-V⇒NSX-Tになることで、EdgeからTier0,Tier1に変更となります。(ポータルでの操作可能範囲はTier1のみ)

・ネットワーク変更に伴って、構築段階でネットワークの構成を考慮する必要があります。

NGEC_v6とNGEC_v7で機能に大きく変更となった箇所は以下の通りです。

下記以外にも変更点はありますが、細かい変更箇所は各画面を確認してください。

・ポートグループが変更となります。

v6とv7でvCenterが変更となるため、仮想マシンに接続しているポートグループが引き継いで使用できません。

・レポート情報は引き継がれません。

リソースプール、仮想マシン、Edgeそれぞれのレポートはv6v7間でvCenterが変わります。
そのため、v7環境移行直後にv6環境のときのレポートは表示できません。

・Edgeの強制同期機能はv7環境では、存在しません。

Tier0,Tier1の機能では、強制同期機能がないため、廃止となります。
強制同期を実施を希望される場合は、弊社アイネットの営業担当にご連絡ください。

・Edgeプールサイズが異なります。

NGEC_v7ではプールサイズが、"ROUTING","LB_SMALL"(S),"LB_MEDIUM"(M),"LB_LARGE"(L),"LB_XLARGE"の5種類となります。
"ROUTING"および"LB_XLARGE"を使用したい場合は、弊社アイネットの営業担当にご連絡ください。

・「External」「Internal」のファイアウォールルールは廃止されます

EdgeからTier1になり、設定内容が変わります。
Tier1はTier0を通して外部ネットワークに出るもののため、「External」や「Internal」のルールが廃止されます。
「External」や「Internal」のルールを設定したい場合はアイネット営業にご相談ください。

・SSLVPN機能が廃止されます。

Tier1ではSSLVPN機能はありません。
代替機能としてSoftEtherが利用可能です。
SoftEtherを利用したい場合は、SoftEther一覧画面をご確認ください。

・LBのIPアドレスに設定したSNATは効かなくなります

NSX-Tの仕様上Edgeと異なり設定が反映されなくなりました。